カメラ・写真Q&A

一眼レフで青空の鉄道写真を美しく撮る7つの方法と白飛びする2つの原因とは?

「青空のある鉄道写真を撮りましたが、青空が白く写ってしまいます。青空の鉄道写真をより美しく撮る方法が知りたい‥‥」

上記の疑問に答えますね!

青空が白飛びするのは露出の明るすぎと逆光での撮影が原因です。           また、カメラ設定・撮影場所・光の向きを意識すれば、青空をより美しく撮れます。

今回、青空が白飛びする原因と青空の鉄道写真を美しく撮る方法について以下の内容でお話ししますね▼

本記事の内容

①青空が白飛びする2つの原因                            ②青空の鉄道写真を美しく撮る7つの方法

ことり

「青空をバックに鉄道風景を撮影しているので、白飛び原因と美しく撮る方法を紹介するよ!」

3分程度の内容なので、青空の鉄道風景を美しく撮りたい!方はぜひ参考にしてみて下さい。

一眼レフで青空が白くなる原因

一眼レフで何気に撮ると、青空が白くなってしまうことがあります。

主な原因は以下2つ▼

・アクセス
・詳細ルート
・定員
・列車が被る確率
・三脚の利用
・露出オーバー                                               ・逆光での撮影

上から順に原因を説明しましょう。

露出が明るすぎる。

上の写真のように露出が明るすぎたことで本来、青く写るはずの青空の色が失われています。

また、露出が明るすぎると白飛びする可能性があります。

露出オーバーする原因は

ISO感度
F値
シャッター速度

の3つが適正でないと、露出が明るすぎたり暗すぎたりするのです。

さらに、モニター内のプラマイ(+-)表示がプラス寄りだと露出は明るすぎます。

ISO感度・F値・シャッター速度の3つが正しければ、露出の明るすぎを防げます。

逆光での撮影。

上の写真のように逆光で撮ると本来、青く写る青空が白飛びします。

写真の白飛びは太陽の光の影響により起こる現像です。                    特に太陽が昇っている時や撮影場所が悪いと白飛びが発生します。

太陽が昇っている中での逆光撮影は白飛びするので、撮影時間・撮影場所は注意しておきましょう。

青空の鉄道写真をより美しく撮る7つ方法

次に青空の鉄道写真を美しく撮る方法を以下7つ紹介しますね▼

①空が背景のポイントを選ぶ
②太陽に背を向けて撮る
③適正露出か少し明るい程度
④ホワイトバランスはオートもしくは太陽光
⑤雰囲気設定を変える。
⑥構図は中央より端 列車は下に配置
⑦PLフィルターの使用。

上から順に説明しましょう。

空が背景のポイントを選ぶ。

青空の鉄道写真を撮るには撮影ポイントが大事です。

上記のように橋桁・鉄橋などの背景がすっきりしている場所がおすすめです。

ビルや家などの背景がごちゃごちゃした場所は青空の鉄道写真となりやすいのでおすすめしません。

青空を美しく撮るには撮影ポイントも重要となります。

太陽に背を向けて撮る。

青空をバックで撮る際、太陽の位置は重要です。
より青空を美しく撮るには必ず、太陽を背に向けた状態(順光)で撮ること。

逆に太陽に向かっている状態(逆光)で撮るのはNGです。

実際に青空バックを逆光に撮ると、列車が黒潰れしてしまい爽やかなイメージとは異なります。

青空をより美しく爽やかに撮るには必ず順光で撮ること。

メモ&補足

順光=太陽を背に向けた状態
逆光=
太陽に向かっている状態

▲写真の構図に太陽がある時は爽やかなイメージとは違いますが、別の表現としてありです。

適正露出か少し明るい程度

先ほどお伝えした通り、青空をバックに撮る際、露出は適正露出また少し明るい程度にしましょう。

モニター内にある露出表示がプラスマイナス0または1であれば明るすぎを防ぐのと同時に爽やかで美しい青空が撮れます。

ホワイトバランスはオートもしくは太陽光

青空をバックにする場合、ホワイトバランスは「オート」もしくは「太陽光」をおすすめします。                                                     ホワイトバランスの中で「オート」「太陽光」が肉眼に一番近い色合いです。

ホワイトバランス 電球
ホワイトバランス 太陽光

実際に比較すると、ホワイトバランス電球だと不自然な青さに対し、太陽光の方は自然な感じとなります。

青空をバックで撮る場合、ホワイトバランスは「オート」「太陽光」で撮ると良いでしょう。

雰囲気設定を変える。

カメラ機能にある雰囲気設定を変えることでより青空を美しく爽やかな感じに仕上がります。

雰囲気設定とはNikonで言うと、『ピクチャーコントロール』のこと。

※今回はNikonの場合で説明します。

①スタンダード ②ニュートラル ③風景 ④ビビッド

上記のように、雰囲気設定を変えるだけで色の濃さ・コントラスト・明るさなどに違いが出ます。

Nikonの場合、青空を爽やかで美しくするにはビビッドがおすすめです。    他メーカーでも『風景』『ビビッド』をおすすめします。

メモ

雰囲気設定はメーカーごとに呼び名は以下異なる▼

Nikon『ピクチャーコントロール』
Canon『ピクチャースタイル』
ソニー『クリエイティブスタイル』
オリンパス『ピクチャーモード』
パナソニック『フォトスタイル』
ペンタックス『カスタムイメージ』
富士フイルム『フィルムシミュレーション』
シグマ『カラーモード』

構図は中央より端 列車は下に配置

青空をメインで撮る際、構図は中央より端っこを意識し、列車は下に配置するとより青空がグッと引き立ちます。

構図はレイルマン構図・四分割構図がおすすめです。

両方とも、中央より少し端(赤い点)に被写体を持っていけば主題と副題がはっきりし、写真全体のバランスが良くなります。

※主題が青空 副題が列車

実際に比較すると、列車の配置が真ん中の方(写真下)は主題と副題が中途半端に対し、真下の方(写真上)だと主題と副題がはっきりしています。

青空がバック場合、構図は中央より端にし、必ず列車を下に配置すると良いでしょう。

メモ

構図は目安程度なので必ずしも法則に従う必要はありません。

上記のような大胆な構図にするのも人の目を引き付ける上ではありだと思います。

C-PLフィルターの使用

カメラ設定や構図も大事ですが、青空をより青く鮮やかにするにはC-PLフィルターの使用がおすすめです。

C-PLフィルターには光の反射を押さえ、青空をより美しくする効果があります。

C-PLフィルター無し
C-PLフィルター有り

実際に比較すると、C-PLフィルター有りの方が無しと比べてより青空が青くなりましたね。

青空をより鮮やかで美しくするにはC-PLフィルターを使用すると良いでしょう。

C-PLフィルターとは?

簡単にいうと、偏光フィルターのこと。

使い方はレンズにフィルターを装着し、「▲」の部分を90度に回しながら青さ・光の反射を調整する。

C-PLフィルターは光の反射を抑える反面、使用する際は露出をあげること。

一眼レフで青空の鉄道写真を撮る方法と白飛びの原因 まとめ

今回紹介した、撮影場所・光の向き・カメラ設定を意識すれば青空をより美しく撮れるようになります。

最後に大事なポイントをおさらいしますね▼

今回のポイント

①逆光や露出の明るすぎはNG 
→白飛び・列車が黒潰れする。

②撮影場所は背景がすっきりした場所を選ぶ!
→画面に青空が写りやすい。

③カメラ設定も大事!
→ホワイトバランスは太陽光
→雰囲気設定は風景・ビビッド
→露出は適正・少し明るめ。

青空を美しく撮れれば、撮る側・見る側も気分は爽やかな気持ちになりますよ!

今後も鉄道撮影地情報とカメラ・機材に関する情報を発信するので宜しくお願いします▼

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ABOUT ME
ことり
主に首都圏内の鉄道風景撮影地の情報を発信! 2015年一眼レフカメラを購入したのがきっかけで鉄道撮影を開始。 2015年当初は記憶写真→2016年に編成写真に移る→2017年に鉄道風景に移る→2019年11月に一度、撮影活動を休止期間を経て現在に至る。